障害者は、混乱し、バタバタしている中で、落ち着いていることができず、ウロウロとしてしまったり、突然に大声を出したり、避難所で生活ができない人が多くいます。
福祉避難所もあるものの、そこにも限界があり全員が避難できるわけではありません。
まだまだ混乱をしているために、避難状況の詳細や支援をしてもらいたいことが定まっていない状況です。
障害者労働組合として、障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会(障全協)に結集し、できる支援をしていきたいと思っています。
障害者労働組合ニュース第3号で、障全協から送られてきたメールを転載し、発行しています。
障害者労働組合ニュース第3号
(2016年4月20日発行)
〔発行責任者〕障害者労働組合 執行委員長 末吉俊一
京都市上京区堀川通り丸太町中之町519京都社会福祉会館208
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障害者労働組合も支援を呼びかけます!
熊本を中心とした地震で、障害者とその家族も避難生活を送っています。道路や公共交通網の損壊で、支援物資が届かない状況にあります。障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会(障全協)より、熊本から状況の報告と必要とする支援物資の呼びかけがありましたので、緊急に協議をした結果、以下のように支援をおこないます。
障害者労働組合として個別に支援をおこなうのではなく、障全協の呼びかけに応えるかたちで、被災者への支援をおこなっていきます。
情報は、日々変化するものと思われますので、障全協から届いた時点でお知らせするようにします。ご不明な点は、障害者労働組合にご連絡ください。
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以下、4月19日の障全協からのメールを転載します。
障全協加盟組織の皆さん!
全国各地から熊本・九州地方地震に関する問い合わせや、障全協メールを読んだとの連絡をいただいています。前回メールでもお伝えしたとおり、障全協としては、支援募金のよびかけと現地状況の報告を引き続きすすめていきます。TELでの問い合わせも結構ですが、メーリングリストの活用で支援の声や思いを全国の仲間と共有していけたらと願います。
今回のメールでは、本日(4月19日)に開催された日本障害フォーラム(JDF)の会議報告と現地・熊本豊にする会の宮本事務局長からの報告を掲載します。熊本からの報告では、「いますぐに必要なもの」と、支援物資の具体的なよびかけがされています。各加盟組織の実情に応じた支援をおねがいします。
◇日本障害フォーラム(JDF)☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
熊本地震・被災障害者・家族のための支援活動を決定!
JDFは本日(4月19日)に開催した会議で、熊本・大分地震の甚大な被害と、障害者・家族、関係者の深刻な被害状況について話し合い、東日本大震災の経験をふまえ、支援活動を実施することを決定しました。支援の体制・内容等の詳細については今後の検討で具体化するとのことです。
障全協は、日本障害者協議会の加盟組織としてJDFの支援活動に合流していくことになると思いますが、どのように合流するかは今後の課題といえます。物資・支援募金、そして現地支援活動等、障害者
関係団体がJDFに結集して一体的にすすめられることが望ましいと考えます。
JDFとしての支援活動の具体的な内容が決まり次第、報告します。
◇現地・熊本からの報告(豊にする会・宮本事務局長)☆☆☆☆☆
先日からありがとうございます。昨日(4月18日)、会議が行われ、「被災障害者支援センターくまもと」を立ち上げることとなりました。KDF(くまもと障害フォーラム)、学園大学関係者、他が中心となっての組織になっているようです。豊かにする会も、昨日の会議には参加できませんでしたが、一緒に連携していきます。
行政は入れないで、とにかく必要な支援を自分達で行っていこうというものだそうです。資金については、「ゆめ風基金」様から障害者の支援であれば金銭的な支援を受けられるとのことです。人については、まずは学園大の学生さんたちを中心にお願いするというようなことだと思います。
次の会議には、豊かにする会から宮本が参加を予定しています。明日、20日水曜日14時00分からくまもと労働センター(各団体の参加者を1名まで)、それぞれの団体の会員レベルまでは把握できてもそれ以外つながりから抜け落ちている障害者・障害者世帯もあると思いますので、漏れがないように把握する必要性などについて、先程、KDFの事務局長と電話で話したところでした。
〈被災状況〉
熊本市内では、断水のため、入浴できず困っている人がいます。水道が復旧した地域もありますが、少量しか出ず、飲料水やトイレ用水で消費していて、入浴用まで確保することができない状況です。地域によっては、水道の復旧予定がまだ立っていないところもあります。
※いますぐに必要なもの…おでかけウェットティッシュ大判(タオルサイ
ズ)、ドライシャンプー(泡タイプ)
避難所の食料は、おにぎり・パン・レトルト味噌汁が少しといった内容です。野菜類が不足して、便秘の人も出てきていますが、熊本市内のコンビニがほぼ営業を始め、大手スーパー・ドラッグストアなども一部営業しています。 食料品については、明日の会議で出すことにします。
全国のみなさんの応援の思いが伝わってきます。ありがとうございます。
※当面、上記「いますぐに必要なもの」に限って、支援物資の協力を呼びかけます。送り先は、以下の住所まで
住 所/〒865-0126 熊本県玉名郡和水町前原176 宮本佐和子
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本日、熊本から連絡をいただき、全国の仲間のみなさんの支援に大変励まされているとのことです。ただ、支援物資を送る!届ける!どこに送ったらいいか!との連絡に感謝しつつ、正直、どう対応すべきか、現地での体制が整っていないだけに悩まれています。繰り返しますが、感謝・感謝の気持ちをもって・・・・・。
今後、各加盟組織において、具体的な支援について検討される場合もあるかと思いますが、障全協との連携ですすめていただければありがたいです。現地・熊本とは、あっちから、こっちからというのでなく、障全協に集中していくことを確認し合いました。もちろん、このことは、個々の支援を否定したり、規制するものではありません。
障全協は、上記「いますぐに必要なもの」というように、引き続き現地・豊にする会の要望にそった支援のよびかけを発信していきます。ご協力、よろしくお願いします。
〈支援募金への協力を!〉
上記の通り、まずは障全協として全国に呼びかけるのは、支援募金への協力です。以下の口座を活用ください。寄せられた募金については、現地熊本その他被害にあった自治体で運動をすすめる加盟組織の方々と相談するとともに、障全協役員の承認のもとに、意味ある活用となるようにします。
銀行振込口座…みずほ銀行 目黒支店 普通預金 1166306 障全協 白沢 仁
郵便振込口座…口座番号 00110-7-7483 障全協
※郵便口座を使われる場合は、「熊本地震支援募金」と必ず明記して下さい!
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